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10月30日 「芸術鑑賞教室」

 この日は、芸術鑑賞教室として、劇団「風の子北海道」による『ボクラのばにしんぐぽいんと』という演劇を鑑賞しました。全校を午前の部、午後の部の2回に分けて鑑賞しました。体育館のステージではなく生徒たちと一緒のフロアで3人の役者によって演じられました。

劇の内容は、主人公の女の子がアイドルになりたくて勉強しようと、劇団の実習生になるところから始まります。あることをきっかけに、主人公と劇団員2人は、「お金とは何か」、「幸せを求めて人間が考え出した様々なことは、本当に子どもや人間の幸せにつながっているのか?」を様々な視点から考えていきます。

劇中、私たちの身の回りにある新聞紙や段ボール、布、空き瓶などを使った見事な演出で、子どもたちの興味を誘っていました。「人間は粘土でできている、作り直すことができる。」この言葉は劇中で何度か出てきた台詞です。私はこの言葉が強く心に残っています。

題名の「バニシング・ポイント」とは「消失点」という意味だそうです。

「何かが消えてなくなるというよりも新しく生まれる点を、見ている中学生と共に探していきたい。(劇団HPから)という願いが込められいるようです。